ヤクルト・長谷川、日本選手左腕最速の158キロ更新だ
ヤクルトの長谷川宙輝投手(22)が23日、日本選手左腕の最速更新を誓った。追いかけるのは西武で活躍し、海を渡った菊池雄星(マリナーズ)だ。「超えることが目標ではないけど、でもいつか超えられたら」。最大の武器である速球を丁寧に磨いていく。
昨季は自己最速を更新する154キロを記録。ブルペンで経験を積み、楽しさも苦しさも知った一年だった。現在は「いかに打者が嫌がる球を投げられるか。荒れ球を生かしていきたい」と長所を伸ばしている最中だ。
指針の一つに、菊池が17年に打ち立てた左腕史上最速の158キロがある。長谷川は「速ければ速いほどいい」と話し、今オフはトレーナーと二人三脚で強化。新球・フォークにも挑戦するなど、さらなる進化を目指している。今年から五十嵐の背番号「53」を背負っていく。「プレッシャーはありますけど、はね返せるような投球ができたらいい」。五十嵐が後輩に伝えたリリーフエースの系譜。長谷川が次世代の“ロケットボーイズ”として受け継いでいく。