張本勲氏 ハンク・アーロンさんの死を悼む 「感心したのは“静かな大打者”」
野球評論家の張本勲氏が24日、TBS系「サンデーモーニング」にリモート出演し、22日(日本時間23日)に86歳で死去した米大リーグ通算755本塁打のハンク・アーロンさんを悼んだ。
野球界のレジェンドとして「すごいバッターですよ。アメリカプロ野球の歴史は150年以上ありますけど、私は3人右打者を挙げれば、ウィリー・メイズ、フランク・ロビンソン、ハンク・アーロンと挙げてます」と、現役時代の強打者ぶりをたたえた。
アーロンさんの特徴について「打ちにいった時のスタイルがいい。体力がある、腕が強い。遠くへ飛ばせる」と説明。その上で「感心したのは“静かな大打者”ということ。差別がある国で、ベーブ・ルース(の本塁打記録714本)を抜く時は大変な脅迫を受けたそうですよ。それでも静かに、ホームランを打っていったから。すごいバッターだったと思います」と、黒人差別にも耐えながらバットで結果を残した姿勢に尊敬の念を示した。