元ヤクルト、楽天の由規がBCリーグ埼玉武蔵入り 背番号は「18」
プロ野球BCリーグの埼玉武蔵は24日、ヤクルト、楽天でプレーした佐藤由規投手(31)と契約したことを発表した。背番号は「18」に決定。28日に入団会見を行う。
由規は昨年12月7日のプロ野球12球団合同トライアウトに参加。最速148キロを記録してのアピールを終えて「体も元気ですしまだまだ投げられると思うので、自分の体を生かしてNPBで投げたいと思う。2年前、ヤクルトを戦力外になったときは投げられない状態で、楽天に拾ってもらってここまで投げられるようになった」と話していた。まずはBCリーグでの現役続行。再起を目指す。
由規は仙台育英から07年高校生ドラフト1巡目で5球団の指名を受けた末、ヤクルト入り。1年目の08年に1軍デビューを飾った。同年9月6日の巨人戦で6回2安打3失点で初勝利。10年には12勝9敗の成績を残した。
11年以降は右肩痛との戦いだった。13年には手術したが、12年以降は1軍登板がなく15年オフには育成選手契約に移行した。16年7月に支配下登録選手に復帰し、2勝。18年は1軍で開幕を迎えたが、シーズン中に右肩の違和感を訴え離脱した。
18年オフに戦力外通告を受け、楽天と育成契約した。19年7月に支配下契約に移行。本拠地最終戦の9月26日に九回1イニングを投げて無安打無失点2三振。だが、昨季は1軍での登板はなかった。
1軍通算91試合32勝36敗、防御率3・66だった。