楽天の松井裕樹投手（２５）が２４日、仙台市の楽天生命パーク宮城で自主トレを公開した。ヤンキースをＦＡとなった田中将大投手らと今オフも自主トレを行い、配球術などを学んだという左腕。「加入するって仮定した話」として「チームメートになって学べることも多くなると思うので、そうなればうれしいですし、楽しみですね」と去就が不透明な“師匠”への思いを口にした。

　この日は室内練習場でブルペン入り。捕手を立たせたまま、変化球も交えて３０球を投じ、「まあまあって感じじゃないですか。１月のこの時期にしてはいいんじゃないでしょうか」と感触を語った。

　約３週間に及ぶ田中との自主トレでは右腕から金言を授かった。「ストライクゾーンの高めでフルで勝負していくっていう配球もアリなんじゃない」というアドバイスを受けて、キャンプでは高めの直球を含めた「投げたいところに投げれるようにする」ことに重点を置く。

　今季は再び抑えのポジションに入る見込み。「セーブ失敗の数を０に近づけていくってところと、防御率１点台を目指してやります」と目標を語った。