日本ハム・輝星 “いい音”出た!ボールの風切り音力説 理想は「シュー」【NPB】
日本ハムの吉田輝星投手(20)が24日、沖縄県名護市で行っている合同自主トレを公開。ブルペンでは直球を中心に32球を投じ、「指にかかった球が多くなった。“いい音”が出ていた」と自らの球質を測るバロメーターで好感触を口にした。
こだわっているのがボールが風を切る音だ。理想は「『シュー』っていう、風にあたっただけな感じ」の音だという。「縫い目がバラバラの回転をしている人は『ゴー』って鳴る」とその違いを力説。回転数が多く、回転軸の傾きが地面に対して水平に近い直球だけが、理想の風切り音を奏でる。
「回転がきれいで、すごいボールだと思う」と模範にしているのがエースの上沢だ。今自主トレ中はキャッチボールのパートナーに志願し、リーリスポイントなどについての助言を受けた。練習で上沢が発する独り言にも聞き耳を立て、「知識を勝手にもらってます」と貪欲に成長中だ。
今年は初の1軍キャンプスタートが決まり「自分自身を全面でアピールしたい」と意気込む。まずは自慢の直球の進化を見せつける。