NPB クラスター発生&開催地の医療体制に影響でキャンプ中断も
日本野球機構(NPB)とJリーグが立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」が25日、オンライン形式で実施された。キャンプ中に複数の感染者が出て、開催地の医療体制に影響が及んだ場合などについて議論され、専門家チームからはキャンプ中断の可能性に言及する声も上がった。
2月1日のキャンプインは目前。NPB・斉藤コミッショナーは「緊急事態宣言が発令中に数百名単位の人を動かす。緊張感を持って事に当たろうと思っている」と話した。
プロ野球、Jリーグともに、選手や球団スタッフはキャンプ地への移動前、移動直後、さらに週1回程度のPCR検査を実施するなど、厳しい感染予防対策を敷く。
だが、専門家チームの愛知医科大・三鴨教授は「誰がどこでもらうか、誰にうつすか分からない時代に入っている」とコメント。万全の対策下でも楽観視はできない。キャンプを全うするために重要なことは、開催地の医療体制をひっ迫させないことだ。
キャンプ中に集団感染が起きた場合、重症化のリスクが低い者はホテル療養が基本だが、地域の医療体制に影響を及ぼす可能性もある。東邦大・舘田教授は「地域の方々にご迷惑を掛けることが出れば、キャンプを途中でやめる判断も考えないといけない」と私見を示した。
集団感染の内容も含め、状況に応じた対処が必要となる。斉藤コミッショナーは「定量的なルールを作ることは難しい。(専門家の)先生方に相談すると同時に、地元の医療機関との判断によって中断するかを決めざるを得ない」とする。コロナ禍でキャンプ完走を果たすには、最大限の感染対策を施していくしかない。
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