ヤクルト・山田、大凶でもトリプルスリー「プラス思考でいきたい」
ヤクルトの山田哲人内野手(28)が27日、大凶からのトリプルスリーを誓った。一昨年、昨年と届かなかった目標。そしてチームは2年連続の最下位に沈んだ。新主将は「今年こそはという気持ちでやりたい」と静かに闘志を燃やした。
新年の出発は暗雲が立ちこめた。初詣に訪れた際、おみくじで引いたのはまさかの大凶。山田は「引いた瞬間に結んだ。今思ったら大凶を引けるのもなかなかないと思うので、プラス思考でいきたい」と笑みを浮かべた。
昨季はコンディション不良もあり、約4年ぶりに出場選手登録を抹消された。チームの苦しい時期とも重なっただけに、「自己管理を徹底しないといけない」と同じ“失敗”はしない考え。体のケアに時間をかけ、1月から本格始動。「もう一度フル出場を」と決意し、準備してきた。
新主将として挑むシーズンは「結果を出さないといけない立場。貪欲に、必死に。練習したいと思います」。フル出場の先に見える、自身4度目のトリプルスリー達成へ。逆襲を誓う山田が“大吉”の1年に変える。