“伝説の男”が帰ってくる。楽天は２８日、米大リーグ・ヤンキースをＦＡとなっていた田中将大投手（３２）の８年ぶりの復帰を発表した。２年契約で年俸９億円プラス出来高。背番号は「１８」。大リーグ通算７８勝を挙げた右腕は「楽天でプレーさせていただきます」とこの日の午前中に石井一久ＧＭ兼監督（４７）に電話を入れたという。石井監督は田中からの電話の内容を明かした。（金額は推定）

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　－田中の決断を聞いたときの気持ちは？

　「いろんな情報が錯綜していた中で、ブレずに田中投手とはコミュニケーションを取って、彼の選択をしっかりと待って、田中選手に考える機会をしっかり渡せたんじゃないかなと思います」

　－加入は監督としても大きい。

　「一つのチームとして優勝を目指す特別なピース。本当に彼はスペシャルな選手なので、すごく現場として心強いと思います」

　－キャンプの合流時期は？

　「（キャンプの）最初の方には来れることにはなると思います」

　－どんな言葉を電話で受け取ったのか。

　「楽天の方でお世話になります。精一杯頑張って優勝に貢献できるようにっていう話でした」

　－今年は東日本大震災から１０年。節目への思いも伝わってきた？

　「話してる中で、今年は特別というか大事な１０年目のシーズンなんだよねって話をして、彼もそうですよねって話をして、その中で、何か感じることがあった感じはありました」

　－日本球界にとっても田中将復帰は大きい。

　「球界だけでなく、社会全体の中でも明るいニュースを届けてくれると思う」