天理・達 大阪桐蔭に雪辱だ!昨年は近畿大会で11失点コールド「負けられない」
「選抜高校野球・選考委員会」(29日、大阪市内)
プロ注目の天理の193センチ右腕・達孝太投手(2年)は昨秋の近畿大会でコールド負けを喫した大阪桐蔭への雪辱と150キロ到達を誓った。吉報に「コールド負けで選ばれるとは思っていなかった。うれしいです」と喜びをかみしめた。
雪辱の春とする。昨秋は奈良大会決勝で智弁学園を倒して優勝。しかし近畿大会では準々決勝で大阪桐蔭に11失点と打ち込まれ、七回コールド負けした。「大阪桐蔭と当たるまでは負けられない」と気持ちが入る。
将来の目標はメジャー。コールド負けを喫した後、徹底的に下半身を強化。体重は4キロ増えて88キロとなり、投球も安定した。「150キロを春に達成できれば」と最速146キロからの更新も狙う。
元阪神の中村良二監督(52)は「まず1勝」と目標を置く。昨年10月には自身の恩師でもある橋本武徳元監督が死去。練習後すぐに墓前に甲子園出場の報告に向かった。甲子園でも勝利を重ね、再び恩師に勝利の報告を伝える。