常総学院・島田監督 天国の恩師と“共闘”誓った 木内幸男氏に捧ぐ甲子園

 「選抜高校野球・選考委員会」(29日、大阪市内)

 亡き恩師とともに戦う。5年ぶり10度目の出場が決まり、OBで日本ハムなどで活躍した常総学院・島田直也監督(50)は「一人一人のいいところを何とか見つけて試合に生かせるように」と力を込めた。

 同校を春夏通算2度の甲子園優勝に導くなど強豪へと押し上げ、昨年11月に亡くなった木内幸男氏(享年89)も大胆な選手起用で聖地を沸かせてきた。“木内マジック”の教えは、指揮官の体に染みこんでいる。

 「木内“監督”の声が僕の中にある。力を借りながら新しい常総の野球ができるように」。昨秋の茨城大会、関東大会中から、眠れない時には木内氏の昔の動画を鑑賞。監督となってから、どことなく恩師の考えや行動と重なっていると実感することが増えた。

 「攻撃とかわからなくなった時は(天国の木内氏に)聞きます」と冗談交じりに“共闘”を誓った。エースとして出場してから34年、指導者として帰還する大舞台。「(甲子園に)行くだけじゃ絶対ダメ」と一日でも長く戦ってみせる。

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