京都国際 聖地初切符!阪神・岩田稔と同級生の小牧監督「初出場らしくない試合を」
「選抜高校野球・選考委員会」(29日、大阪市内)
春夏を通じて初出場の朗報が、京都国際に届いた。阪神・岩田稔と関大野球部で同級生だった小牧憲継監督(37)は「大学時代は“幽霊部員”でしたから」と謙遜する一方で、今回のセンバツ出場については「本当に選手たちが頑張ってくれました」と目を細めた。
その甲子園では「初出場らしくない試合を」と同監督。常連校とも堂々と渡り合えるよう「やれる準備はすべてやっていきます」と話した。キーマンに指名したのが、中川勇斗捕手(2年)だ。
森下、平野という下級生投手2人を引っ張る役割で「送球の速さ、勝負強いバッティングができれば」と攻守での活躍をもくろむ。1学年上のオリックス育成4位の釣とは「ライバルで、仲良し。全国でアピールしたい」と将来を思い描く。
前身は京都韓国高校。今も校歌は韓国語だが、コロナ禍で新入生が校歌を覚える機会を失ったという。「全国制覇」と目標に掲げた主将の山口吟太捕手(2年)は「校歌も200回くらい練習したい」と、甲子園で歌うことを誓った。