伊藤隼太、背番号32の意図は「初心に返る」愛媛入りは「縁」入団会見一問一答【後編】
四国ILp・愛媛に野手兼任コーチとして今季から加入した、元阪神の伊藤隼太外野手(31)が30日、松山市内で入団会見を行った。入団を決意した思いを語った。以下は会見での一問一答【後編】。
-愛媛を、四国を盛り上げようという思いは。
「それが球団の方針でもありますし、県民球団ということで、県民の皆さんに支えられている気持ちでプレーしたい。地域貢献にも積極的に参加したい。愛媛を盛り上げて、四国アイランドリーグを盛り上げていきたい、と思って来ました」
-今回の会見も自身のYoutubeチャンネルで生配信。今後も力を入れていくのか。
「賛否はあると思うが、個人で発信していくことで、必ずチームにはプラスになるのかなと。阪神にいたときのように、メディアから注目されない立場になったので、自分から発信していくことが大事。チームや地域にためになると思う。もちろん野球、プレー、試合が最優先ですが、できる限りは続けていきたい」
-楽天に入団する田中将大投手もチャンネルを立ち上げ、入団会見を生配信している。いつかコラボレーションしたいという気持ちは。
「全くもって立場が違って、言える立場ではないと思うが、注目してもらえる、球団のためになるのならば積極的にやっていきたい、という気持ちもある」
-ファンや他の選手たちに、どんなプレーや姿勢を見せたいと思うか。
「常に全力プレーというのが必要になるし、して当然だと思う。NPBでやったからといって、手を抜くつもりもないし、逆にNPBでプレーした選手がこれだけやっているんだから、オレたちももっと頑張らないと、と若手が思ってくれるくらいに率先してやっていきたい。まだまだ体も動く。できると思っている」
(会見後の囲み取材で)
-会見を終えて。
「午前中に必勝祈願にも参加して、改めてチームの一員になったことを実感できた。今は不安よりも、新しいことにチャレンジする楽しみ、わくわくが勝っているので、そういう気持ちを大事にしたい」
-背番号「32」にした理由は。
「大学1年生で初めてもらった番号が32。初心に返るとかそういう意味を込めて。大学の同級生たちと話していて、32番がいいんじゃないか、という声が多かった。自分でもしっくりきたので決めました」
-気持ちを切り替えようという思いからか。
「(阪神時代の)51番でも良かったですけど、すでにつけている選手がいましたし、自分自身、こだわりがあったわけでもないが、新しい自分をつくりたい、という気持ちもある」
-コーチへの不安は。
「プロ野球でレギュラー取って何年もプレーしたという選手ではないので、そのレベルの話はできないが、そういった選手から聞いたことは話せるし、伝えようと思う」
-突然のオファーだったのか。
「本当にたまたまなんですけど、オファーをいただいた前日に松中さんとお話しする機会があって、四国の、愛媛の話も聞いていた。それでオファーがあって、それも縁なのかなと思った」