マー君「東京五輪で金メダルを」「被災地と一緒に頑張りたい」【会見全文掲載・中】
ヤンキースからFAとなり、楽天復帰が決まった田中将大投手(32)が30日、都内で入団会見を行った。
13年には絶対的エースとして24勝を挙げて日本一。現在の心境や、8年ぶり復帰を決意した理由などについて語った。【会見全文掲載・中】
-東京五輪への意気込みは。
「正直2020年開催ということでしたので、自分は出られない立場にあった中で、延期になって、日本球界に帰ってきて、出るチャンスがあるということなので、これは心から、選ばれたらなら断る理由なんてないですし、出たいと思っています。前回北京五輪に出ましたけど悔しい思いで終わっていますし、また野球が五輪競技からなくなってしまう状況ですので、自国開催ですし、出て金メダルを獲りたいと思っています」
-合流までの今後のトレーニングについて。
「自分の中でボールにしてもマウンドにしてもアジャストしないといけない部分はあるので、そういうところを想定しながら生活もそうですし練習もしていければと思っています」
-被災地への思い。被災者にどんな姿をみてほしいか。
「今も一緒に頑張りたいという気持ちは変わらずありますし、近くにいられることでまた何かできることはたくさんあるかもしれない。できる限り協力してやっていきたいと思っているので、まずは球場のマウンドでいい姿を見て頂けるように変わらず努力したいと思っています」
-パで対戦したいバッターは。
「7年離れていて、いない間にたくさんいいバッターが出てきていると思うので。個人名は分かりませんが、いい選手がたくさんいるという認識なので、そういったバッターとの対戦は楽しみです」
-ソフトバンク・柳田選手が田中投手との対戦は嫌だと言っていましたが。
「はい、あのう、柳田選手は同級生なんですが、記事にも書いてあったように直接お話したことないんですよね。対戦もあって、2013年も5割を打たれていますし、リップサービスじゃないですか(笑)」
-石井監督も野村克也さんのもとでプレー。縁を感じるか。
「正直考えてなかったです。すみません(笑)でも、こうして日米という両方で経験されている。同じポジションの投手ということで、調整していく段階でうまくいかないことも出てくると思うので、アドバイスを頂きたいなと思っています。(石井監督に向かって)よろしくお願いします」
石井監督「よろしくお願いします。まだ僕が通算勝っているので、勝つまではマサヒロと偉そうにして、それ以上を超えたら、ねえねえ田中君としようかなと思っています」