【12球団ルーキー列伝】星野仙一氏「名前はまだ知らない」“闘将流”のゲキ
「君たちの名前はまだ知らない」。2015年1月19日、楽天でSA(シニアアドバイザー)を務めていた星野仙一氏が、コボスタ宮城での新人合同自主トレを視察。新人9選手に向けて“闘将流”のゲキを飛ばした。
ドラフト1位・安楽智大(済美)には、背番号が自身の現役時代と同じ「20」だったことから「いい番号をつけているな」と激励。「目標に向かって階段を一つずつ上がってほしい」と言葉をかけた。訃報が届いたのはそれから3年後だった。
18年1月4日に星野氏が永眠。生前深く関わった中日、阪神、楽天は追悼の意を表す。合同自主トレが行われるナゴヤ球場、鳴尾浜、楽天生命パークで球団旗を半旗として掲げた。同7日は中日の新人8選手が黙とう。ルーキーたちも闘将の死を悼んだ。=おわり=