張本氏 田中将の楽天復帰歓迎も楽天投手は「ライバルだから。自分の職を失う」と指摘
野球評論家の張本勲氏が31日、TBS系「サンデーモーニング」にリモート出演した。
番組では、ヤンキースからFAとなった田中将大投手の古巣・楽天復帰について、入団会見の映像を交えながら報じた。
張本氏は「そら、うれしいわね。日本プロ野球界に帰って来たから」と2013年以来8年ぶりの日本球界復帰を歓迎しつつも、「ただね、皆さんのように歯の浮いたような、お世辞みたいな両手を挙げてウエルカムというわけはいかないわけだよ」と持論を展開し始めた。
続けて、「なぜならば7年間、日本プロ野球にいなかったわけだから。アメリカに残りたかったんだけども、条件が合わなかったから」とコメント。
さらに「チーム内、他の球団の選手たちも帰ってこない方が良かったという人はたくさんいるよ。なぜならば、ライバルだから。自分の職を失うんだから。これだけのいいピッチャーが帰ってくると、バッターは特に嫌だわね」と日米通算177勝の右腕が、“脅威”となることを指摘した。
それでも、最後には「2年間いてくれるらしいから、頑張ってくれることを祈っていますよ」と活躍を期待していた。