楽天・石井監督がマー君獲得の裏側明かす 獲得確率は「五分五分」口説き文句は…?【NPB】
楽天・石井一久GM兼監督が31日、フジテレビ系のスポーツニュース「S-PARK」に出演。田中将大投手の電撃復帰の裏側を明かした。
ヤンキースからFAとなった田中将との交渉開始時期について問われると、「(FAになって以降)けっこうずっと声をかけていました」と速攻で熱意を示したことを明かした。
獲得できる確率は「五分五分という感じでした」と話し、「どういうふうにプロ野球を続けていくのか、どのようにストーリーを完結に向けていくのかというところで、やっぱりメジャーというのが絶対条件の中にあったので。そこで日本を選択してくれたことに感謝しています」と獲得できる確証はなかったことを明かした。
獲得に向けた決めゼリフも披露。「本当に特別大事なシーズンに帰ってこられる選手っていうのは、僕はスーパースターの宿命というか。そういうモノだと思ったので。『スーパースターとしての田中選手が求められるモノが今、東北にあるんだ』と言いました」。今年は2011年に発生した東日本大震災から10年を迎える中、田中将の揺れる心境に訴えかけた。
「(田中将が)会見でも言っていましたけど、とにかく腰掛けで帰ってきてるということではないんですよね。僕、調べていましたけど、本当に(メジャーから)大きい契約(のオファー)が何個かあって、その中で別に日本をチョイスしなくてもよかったんですけども。今年は震災から10年という中で、自分のパフォーマンスを出して、優勝へ導くという覚悟がすごく見えたので。頼もしく感じます」と改めて決断に感謝した。