プロ野球解説者の槙原寛己氏が１日、ＴＢＳ系「ひるおび！」で、田中将大投手の楽天入団会見で質問した際に「会場の雰囲気に飲まれてなんも言えなかった」と、会場の緊張感を振り返った。

　槙原氏は、田中の入団会見で挙手して質問。「８年前に渡米する直前に、野村克也さんとキャッチボールをされたのを覚えていますか？」とたずね、田中も「野村監督の下でプロのキャリアをスタートしたので感慨深い」と応えた。

　番組ではこのやりとりを放送したが、槙原氏は「ものすごいシーンとしてる会場で、僕が出たら（田中が）ちょっと笑ってくれたので、僕も笑いのぶっ込みをいれようと思ったら、会場の雰囲気に飲まれ、なんも言えなかった」と、完全試合を達成した槙原氏でさえもたじろぐような緊張感が漂っていたという。

　これに恵俊彰は「飲まれてましたね～」といたずらっぽくからかうと、槙原氏は「番組で用意された質問だったが、その前にもう少し（柔らかい話題を）言っておけば、和んだ会場になったかもしれない」と反省。田中は一瞬笑顔を見せていたが「ニコッと笑ったのがフリかな？と思ったがいけなかった。ああいう所で質問するのも緊張するもんだなって、改めて思いました」と苦笑いで振り返っていた。