ロッテ・河合オーナー代行 沢村に残留ラブコール「いつでも受け入れます」【NPB】
「ロッテ春季キャンプ」(3日、石垣島)
ロッテの河合克美オーナー代行兼社長(68)が、海外FA権を行使し、去就が決まっていない沢村拓一投手(32)に対し、残留ラブコールを送った。初日からキャンプを熱心に視察する河合オーナー代行は「(新しい)背番号を用意して、ユニホームも作って、待っているので、帰ってきてほしい。いつでも受け入れます」と明かした。昨季、巨人からトレード移籍後に付けていた「57」から「沢村賞の沢村さんの14番です」と同オーナー代行。伝説的な名投手でもある巨人・沢村栄治と同じ背番号を提示し、受け入れ態勢を整えている。
昨オフ、沢村が権利行使表明時にメジャーについて「憧れもありますし、夢もあります」と話していたこともあり、本人の意向を最大限に尊重。一方で「若手のレジェンドという意味でもね。一緒に戦えたら鬼に金棒」と悲願のVへ欠かせない戦力と見ている。
河合オーナー代行は「メジャーは(ストーブリーグが)遅れていますから、本人が(じっくり)決めるのが一番」と期限を設定せず、待つ構えだ。