森会長だけじゃない 「たかが選手が」プロ野球界にもあった過去の失言集
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が4日、“女性蔑視”との批判が数多く集まった「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」とした自身の3日の発言について都内で記者会見を開き、発言を撤回すると同時に謝罪した。
森氏に失言は付き物と言っては失礼だが、プロ野球界でも過去、舌禍で“窮地”に追い込まれた例がある。
◆近鉄・加藤哲郎投手
「シーズンの方がよっぽどしんどかったですからね、相手も強いし。フォアボールさえ出さなかったら、打たれそうな気がしなかったんで。まあたいしたことなかったですね。明日で決めたいです」(1989年10月24日、巨人との日本シリーズ第3戦に先発し、6回1/3を無失点で勝利投手。3連勝で日本一に王手をかけたが、この発言以降、チームは4連敗)
◆阪神・マット・マートン外野手 「ニルイ ドウゾ。アイ ドント ライク ノウミサン」(2012年6月9日のオリックス戦。1点を追う四回2死二塁からの右前打に緩慢な打球処理で1点を献上。本塁で刺す気持ちがあったのかを問われ。あまりにも当たり前の質問に、あり得ないことの例えとして「能見が嫌い」と言ったそうだが…)
◆巨人・渡辺恒雄オーナー 「フッ、無礼なことを言うな。分をわきまえにゃいかんよ、たかが選手が」(2004年7月8日、球界再編が進む中、労組プロ野球選手会・古田敦也会長がオーナー陣との話し合いを望んでいるという話を振られ)