清原和博氏が学生野球資格回復の研修受講を終了 5日に適性検査
西武や巨人などで活躍した清原和博氏がプロ経験者による学生野球の指導者となるために必要な学生野球資格回復の研修を受講していたことが4日、関係者の話で分かった。5日に行われる適性検査を経て認定されると、高校生、大学生への指導資格を取得する。
19年に大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターであるイチロー氏が“特例”で参加したことで話題となったが、今年度はコロナ禍の影響でオンラインでの開催となっていた。昨年12月18~27日にNPB側、1月8~17日に日本学生野球協会による研修が開催され、清原氏は指定された講座をインターネット上で受講したという。必要な課題も提出しており、審査の対象となっている。
ただ、同協会の指導者に関するガイドラインによると、刑の全部の執行猶予の言い渡しを受けた者で、その猶予の期間を経過した後5年を経過していない者を「適任者に該当しない者」としている。清原氏の覚せい剤取締法違反罪に対する懲役刑の執行猶予期間4年が満了となったのは、20年6月15日。実際に指導者となれるのは25年6月以降のこととなる。