中日・大野雄 侍・稲葉督監の発言驚き「横浜スタジアムのマウンドどう?」
「中日春季キャンプ」(4日、北谷)
中日・大野雄大投手(32)は、対面した侍ジャパン・稲葉監督の発言に驚きを隠さなかった。
左の先発候補として期待される男に対し、指揮官は「横浜スタジアムのマウンドどう?」と問い掛けた。これには「リアルな話だなと思いました」と驚きの表情を見せたが、「まずはペナントレース。しっかり結果を出して日本の金メダルに貢献したい」と心に誓う。
この日は今キャンプ初ブルペン。稲葉監督が午後から視察することも把握していたが、「練習メニューを見て、投げる時間を決めました」と調整を優先させた。捕手を立たせたまま22球を投じたが、昨年は稲葉監督の到着を待ち続け、結果的に153球の熱投となった経緯があった。
稲葉監督は大野雄の代表への思いを理解しており「風格というものが出てきたのではないか。エースとしての自覚というかね。昨年あれだけ活躍した。けがなくやってほしい」と要望。沢村賞左腕は、泰然自若で侍入りを目指す。