巨人・原監督 離脱した田口に「職場放棄だ」指揮官流の猛ゲキ

 「巨人春季キャンプ」(4日、宮崎)

 これも指揮官流の猛ゲキだ。巨人・原辰徳監督(62)が、右太もも裏の張りで3日に帰京した田口に対して「職場放棄だ!」と苦言を呈した。

 初日に左手の皮膚の炎症を訴えた田口。右太ももの負傷も重なり、1軍メンバー入りしながらブルペン投球を一度もせずに離脱した。期待しているからこそ「戦う前にケガをした。野球選手が堂々と休んでるようじゃ」と厳しかった。

 先発と中継ぎの両方をこなせる貴重な左腕。だが、うかうかしていると自分のポジションを若手に奪われるぞ-。そのメッセージを「弱、肉、強、食!」の4文字熟語に込め、チームの引き締めにかかった形だ。

 一方で宮崎キャンプの主将に指名した岡本和の成長を認めた。「大人になったなと。リーダーシップも含めてあるんだなと。今まで、やや隠していた感があったのかな」と目を細めた。“アメとムチ”を使い分けてチームを活性化させる構えだ。

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