「日本ハム春季キャンプ」（４日、名護）

　日本ハムの清宮幸太郎内野手（２１）が４日、フリー打撃で圧巻のパワーを披露した。大卒２年目右腕・望月を相手に１５スイングで安打性の当たり１０本。うち４本が柵越えと、実戦に向け万全の状態をアピールした。

　グラウンドにどよめきの声が起きた。１２球目からバックスクリーン左、そして左越え。次スイングで右越えに運んだ打球は防球ネットに直撃する特大弾となる３連発。ファウルを挟み最後は右中間への一発を放った。

　練習を振り返った清宮は「うまく体重移動ができてきていて、きれいな形でなくても力が伝わっている。自分の中でアジャストできている部分がある」と手応え。課題の左投手相手には快音は響かなかったが、栗山監督も「今日に関してはいいものも出ていた」と及第点をつけた。

　見据えるのは７日の紅白戦（名護）。「与えられた場所でベストプレーをするに尽きます」と４年目の覚醒を目指し、浮き足立つことなく進んでいく。