楽天は５日、８年ぶりにチームに復帰することになった田中将大投手（３２）が沖縄入りし、６日に１軍キャンプに合流することを発表した。順調な調整で、当初の予定とされていた２月中旬よりも早い合流となった。

　この日、田中将は来島すると、自身のツイッターで「本日沖縄入りしました」と絵文字付きで投稿した。チーム宿舎に到着すると休日だった石井監督、立花球団社長らがお出迎え。グータッチを交わして、これからの共闘を誓い合った。

　石井監督は４日に「近いうちに合流はしてくると思う」と右腕について話していたが、その通りになった形だ。さらに「一度くらいこっち（沖縄）で投げてほしいなと思っています」と２月中の実戦登板にも期待していた。１３日のロッテ戦から対外試合が始まる中、１６日には宜野座で阪神との練習試合も予定されており、タテジマ相手の登板があるのかどうかも注目となる。

　今後は、入団会見で「アジャストしていかないといけない部分はたくさんある」と語っていたように、ＮＰＢ球やメジャーに比べて柔らかい日本のマウンドに適応しながら状態を上げていく流れとなる。田中将が再び楽天のユニホームに袖を通し、グラウンドに立つ瞬間がついに訪れる。