巨人 合流初日から“桑田流”理論共有、観察眼も発揮「あそこに答えが載っている」

背番号73を初披露する巨人・桑田真澄1軍投手チーフコーチ=宮崎・木の花ドーム(撮影・佐藤厚)
背番号73を初披露する巨人・桑田真澄1軍投手チーフコーチ=宮崎・木の花ドーム(撮影・佐藤厚)
 キャンプ始動前に沖宮を参拝した巨人S班
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 「巨人春季キャンプ」(6日、宮崎)

 巨人・桑田投手チーフコーチ補佐が1軍本隊に合流。初日から“桑田流”の指導でナインとの距離を縮めた。

 選手とのコミュニケーションを重視。3年目の戸郷には投球練習の途中から1球ごとに声を掛けるなど、特に熱がこもっていた。戸郷について、桑田コーチは「このメンバーの中で彼には一番厳しくしたい。柱で回らなければいけない存在」と、期待感をにじませた。

 鋭い観察眼も発揮した。マウンドに残る、各投手の踏み出した足幅もチェック。「投げ終わった(足の)跡に、あそこにちゃんと答えが載っている」と、個々の特徴を頭に入れた。

 ミーティングでは選手に“桑田流”の理論を共有した。先発、中継ぎ、抑えと役割ごとに目標の球数を設定。理由も明確に伝えた。

 15年ぶりに巨人のユニホームに袖を通し、背番号73も初披露。「僕が初めて宮崎に来た1年目の、当時まだ17歳だったですかね。その頃を思い出しながら、若い選手たちの投球を見ていました」。指導者としての一歩を本格的に踏み出した。

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