ヤクルト・ドラ2山野 “石川ウオッチ”生活 大先輩・左腕の動画を四六時中チェック
「ヤクルト春季キャンプ」(8日、浦添)
ヤクルトのドラフト2位・山野太一投手(21)=東北福祉大、写真=がキャンプ休日の8日、四六時中の“石川ウオッチ”生活を明かした。
大先輩・左腕の存在が道しるべだ。「新人王を取りたい」。休日はYouTubeで石川の動画検索が日課。「スクリューの場面を何回も巻き戻して見ている」と話し、キャンプでも練習を注視。すでに「キャッチボールをただの肩慣らしだと思うな。1球1球テーマを持ってやれ」と助言ももらったという。
7日には4度目のブルペン入りで54球。徐々に球数も増えてきた。現在は伊藤投手コーチと「胸が開く癖があるので、1番は壁を作る。いいボールを投げる前に、いいフォームで投げる」とフォーム固めに着手している。
即戦力として期待がかかる1年目だ。仙台六大学リーグで22勝0敗と無敗左腕が目指すは、現役最多勝利の173勝を誇る石川の背中。「石川さんのような選手になりたい」。02年の新人王に輝いた先輩の背中を必死に追いかけていく。