DeNA・三浦監督“小技強化”作戦 得点力増へみっちりバント練習
「DeNA春季キャンプ」(9日、宜野湾)
備えあれば憂いなし。昨季まで5年連続リーグ最少の犠打数だったDeNAは、三浦大輔監督(47)が掲げる「得点力増」へ小技強化を図る。この日の40分間にわたるケース打撃では、佐野と宮崎以外の野手が大貫ら主力投手相手に送りバントやスクイズのバント練習を徹底的に行った。
昨季チーム打率、同安打はともにリーグ1位ながら得点は3位。「得点力をどうしたら上げられるか」と試行錯誤する指揮官が、その解決法として「シーズン中でも使うときは使う。サインも出す」と状況次第でバントを駆使することを明かす。この日のシート打撃では全体でバントの成功率が約9割に及び、「(成功率は)高かったかな」と笑顔を見せた。
キャンプも第2クールを終え、「大きなミスもなく、しっかりみんな準備してきた。段階を追って上がってきた」と三浦監督。第3クールからは対外試合が始まるが「練習でやってきたことをいろいろ試してもらいたい」と選手たちに期待した。