ヤクルト・小川「捕手・古田」と志願バッテリー エース道へ金言授かった
「ヤクルト春季キャンプ」(9日、浦添)
ヤクルトの小川泰弘投手(30)が、名捕手・古田からエース道への金言を授かった。この日は右腕自ら志願してバッテリーを結成。「自分の中でかみ砕いていきたい」。得たヒントをアレンジし、真のエースを目指す。
48球と限られた“会話”の中に、持ち球全ての9球種をちりばめた。投げ終わった直後には、25分間の青空教室。配球や球の軌道など、より実戦的な部分を説かれ、具体的な打者名も挙げた上での対策が練られたという。
マウンドの土に、古田臨時コーチも図を描きながら身ぶり手ぶりの熱血指導。質問攻めをした右腕の熱意にも後押しされ「小川の球種だとこれも使える。勝負球はこっちの方がいいんじゃないか」など、たくさんの引き出しを伝授した。
昨季、5年ぶり2桁勝利を手にした小川。「先発として試合を作っていかないといけない。今日はその配球だったり、考え方を聞くことができた」。エースに注入された古田の考え。投手陣の柱として、自覚と覚悟が行動を変えていく。