「練習試合、阪神８－５日本ハム」（９日、かりゆしホテルズボールパーク宜野座）

　目標の正三塁手の座に、また１歩近づいた。日本ハムの野村佑希内野手（２０）が９日、阪神との練習試合（宜野座）に「４番・三塁」で先発出場し４打数２安打２打点。持ち前の打力を存分に示し猛アピールに成功した。

　まずは同点の三回無死一、三塁。西純の１３２キロを豪快に引っ張ると、打球は三塁線を抜ける２点適時二塁打。さらに五回に小野から右中間フェンス直撃の三塁打を放ち、「パワーが付いてきた。去年よりも成長している」と打力向上を目指しオフ、キャンプと熱心にバットを振り込んだ成果を感じ取った。

　一方で、阪神・佐藤輝の活躍には衝撃を受けたようで、「まだまだ僕は細い。パワーがない」と実感。「ここで満足することなくやっていきたい」と３年目の若武者は貪欲に定位置を狙っていく。