ロッテ・山口“左キラー”柵越え3発 井口監督「うちにはいないタイプ」【NPB】
「ロッテ春季キャンプ」(9日、石垣島)
ロッテの山口航輝外野手(20)がフリー打撃で中堅スコアボード直撃弾を含む3発の柵越えを放ち、猛アピール。11日の紅白戦4番での出場が有力となった。
97キロの巨体から鋭いスイングで打球をはじき返した。山本貴の直球を中堅方向へはじき返した打球はバックスクリーンを直撃する推定130メートル弾。さらに右方向へも2発、放り込んだ。「自分の長所をしっかりアピールできた。打球はいい感じで飛んでいっている」と腕をぶした。
前日8日はドラフト1位・鈴木(法大)から2発。この日の3発と2日間で計5発はいずれも左投手。左打者育成に力を入れる松中臨時コーチからも右打者ながら声をかけられ「内角球は1球で仕留めろ」とアドバイスを受け、失投を逃さない打撃を心がける。
井口監督は「うちにはいないタイプ。どこの方向も関係なく打てる」と逆方向への飛距離にも目を見張る。高卒3年目の大砲がマリーンズの左キラーとして、今季、台頭しそうな予感だ。