ヤクルト・奥川 一流の流儀吸収!捕手古田氏&打席に山田、真後ろには高津監督も
「ヤクルト春季キャンプ」(10日、浦添)
ヤクルトの奥川恭伸投手(19)が、一流選手の流儀を学んだ。視線の先には古田“捕手”。さらには山田も打席に立った。高津監督が真後ろから見守る。「今日1日だったけど、本当に勉強になった」。スター選手が集結した英才教育だった。
活気づくメイングラウンドとは対照的に、ブルペンは静まりかえる。響き渡ったのはミットの捕球音だけ。緊張感漂う中、奥川は古田臨時コーチに女房役を務めてもらった25球を含む、71球を投げ込んだ。
9日の夕食時に、古田コーチから直々に「未来のエースの球を受けよう」と打診され、導かれた夢のバッテリー。高津監督も「奥川をエースに育てるのも大きな仕事」と話し、山田も「こういう球があると打者は嫌がる」と助言を惜しまなかった。
語りかけられる言葉は、全てが励みになる。古田コーチから「頑張れよ」と背中を押された奥川は「今季は頑張って抑えて、勝ちたい。その目標に向かって、一生懸命投げたいと思います」。継承される一流選手の系譜。結果で恩返しする。