巨人・野上が175球“戸郷スライダー”「曲がり過ぎるぐらい曲げてやろうと」

 「巨人春季キャンプ」(11日、宮崎)

 巨人・野上亮磨投手がインターバルピッチングで175球の熱投を披露した。今キャンプは2軍スタートとなったが、この日は1軍本隊が使うサンライズブルペンで投球。ゲームを想定し、20球程度で間隔を空けながら投げ込んだ。

 原監督も見守る中で試したのがスライダーの改良だ。昨年12月に後輩・戸郷から握りを教わった。「曲がり過ぎるぐらい曲げてやろうと思って」と、マメの痛みに耐えながら6割程度まで仕上がってきている。

 19年秋に左アキレス腱を断裂した影響もあり、昨季は1軍登板なしに終わった。FA戦士として復活に懸ける思いは強い。指揮官も「懸命にやっている。初心に戻ってね」と姿勢を評価した。14日の紅白戦に登板する見込み。ブルペン後は桑田チーフ投手コーチ補佐とも言葉を交わすなど吸収できることはすべて吸収し、復活への糧とする。

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