ヤクルト・古田臨時コーチ 指導期間が終了、選手たちにエール
「ヤクルト春季キャンプ」(11日、浦添)
ヤクルトで臨時コーチを務めた古田敦也氏(55)が、指導期間を終え、選手たちにエールを送った。厳しくもあり、優しくもあった古田塾。最後は温かいまなざしを向けた。
バッテリー強化を託された1週間だ。時間が許す限りブルペンを見つめ、助言も惜しみなく送った。捕手陣には基礎からたたき込み、円陣では「俺たちで勝つぞ」の意気込みをルーティンに。技術と強さを与え続けた。
グラウンド外でも古田塾は開講された。3度行ったミーティングでは、かつて野村克也氏から教わった「体力・気力・技術力に、知力を加える。頭を使って戦うんだ」という話も盛り込んだという。打って、投げて、捕ってと走り抜けた1週間。「やり残したこと?肘の治療かな(笑)」。成長した姿を、心待ちにした。