日本ハム・輝星 ポーカーフェイスで心理戦に勝つ!フォーム固めへブルペンで88球【NPB】

 「日本ハム春季キャンプ」(11日、名護)

 日本ハムの吉田輝星投手(20)が、ポーカーフェースを今季のテーマに定めた。

 昨季は5試合に登板し0勝2敗、防御率8・41。登板日は「大体調子が悪かった」そうで、マウンド上では弱気な表情を見せることもあった。

 「不安を(顔に)出したら、バッターに気づかれる」と振り返った吉田。「今年は調子が悪くても、知らないふりして投げたいなと思います」と弱気の虫を封じ込め、打者との心理戦で優位に立つ考えだ。

 もっとも、この日の右腕の表情は自信に満ちていた。フォームを固める目的でブルペン入りし88球を投げた。球速は抑え、回転数を意識し「プロに入ってから一番良かったと言ってもいいぐらい良かった。何も意識しなくてもこのフォームになるようにしたい」と投げながら笑みを浮かべるほどの手応えだ。

 好不調の波を少なくする理想のフォームとポーカーフェース。開幕ローテ入りを目指す背番号18にとって大きな武器になりそうだ。

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