楽天・石井監督 ドキドキ“初陣星”アメ食べ過ぎて「やばいなって…」【NPB】
「練習試合、楽天8-3ロッテ」(13日、金武町ベースボールスタジアム)
楽天の石井一久監督(47)が、監督就任後、初めての対外試合に臨んだ。三木谷オーナーが見守る中、若手野手陣で8得点の躍動もあり“初陣”を勝利で飾った。指揮官は「誰が活躍するのか楽しみ」とさらなる競争激化を期待しながら、初采配を振り返った。
「(ベンチにいると)あめを食べ過ぎるなぁ。このペースでいったらやばいなって…。10個くらいは食べたかな」
キャンプインの際にはダイエット宣言をしていた指揮官だったが、監督としての重圧なのか?試合中は無意識のうちに、あめ玉を口に運んでいた。
この日は、普段の練習中に見せる温和な笑顔とは打って変わり、鋭いまなざしで戦況を見つめた。初めての指揮。選手交代を審判に告げる動きは「見よう見まねでやった。(自分は)野球をやっていないのに、グラウンドに出るのは恥ずかしい」と頭をかいた。それでも仁王立ちで腕を組み、好プレーには拍手を送る姿は、恰幅(かっぷく)の良い体格も相まって、すっかり板についていた。
「やっぱり情が湧く。なんとかチャンスを与えたい」と、より近くで選手を見守った上での思いを語った指揮官。新たな一歩を踏み出し、シーズンに向かっていく。