DeNA・三浦監督 初陣「収穫大きかった」完封負けも積極的な姿を評価
「練習試合、中日3-0DeNA」(13日、Agreスタジアム北谷)
“初陣”で完封負けを喫しても、DeNAの三浦大輔監督(47)は満足げだった。「みんな積極的にトライしてくれた。やってみないと分からないこともいっぱいある。守備も攻撃も収穫は大きかった」。ゼロが並んだ結果よりも、積極的な姿勢を評価した。
二盗の企図数は4。「アウトになっても構わない」という指示の下、選手が失敗を恐れることなく積極的に走った。唯一、二塁を陥れた伊藤裕は「足が速くなくても盗塁はできる。監督は走れる選手を使うだろうし、エンドラン、サインプレーも増えてくる」と今後を見据えた。
関根と、巨人から新加入の田中俊による1、2番は、セーフティーバントの構えで相手投手を揺さぶり、エンドランも2度仕掛けた。1打席目に左前打を記録した田中俊は、二盗こそ阻まれたが「チームとしてどんどん走っていいと言われている」と前向き。指揮官の目指す野球は、確実に選手に浸透しつつある。