西武・森“フル回転”「長かったですね」捕手&打撃練習&選手と会話も
「西武春季キャンプ」(13日、南郷)
西武の森友哉捕手(25)が大忙しの「長い1日」に、充実感を漂わせた。この日は雨のため午前は投手、午後は野手の分離練習。ただし、捕手は出ずっぱりだ。午前はブルペンで投手の球を受け、午後は打撃練習。さらに個別の捕手メニューをこなし、追加でバットを振った。「長かったですね」と言いつつも笑顔だ。
立場上、コミュニケーションも重視。コロナ禍で外食禁止のため「グラウンド外で密になれない。ユニホームを着ているうちに話しておこうと思っている」。積極的に意見交換に努めている。
全ては昨季の悔しさを晴らすためだ。選手を引っ張る立場に就きながら打撃不振もあって屈辱のV逸。「勝たないと評価されない。見返してやりたい」と力を込めた。捕手練習で鍛えた下半身を打撃に生かし、バットの軌道を見直すなど、今キャンプでは攻守に順調さをアピール。打って、守って、会話してと、フル回転の森選手会長がチームをV奪還に導く。