「ソフトバンク紅白戦、白組２－２紅組」（１５日、アイビースタジアム）

　ソフトバンク期待の大砲候補、リチャード内野手がまたアピール弾だ。今キャンプ初の紅白戦、二回裏１死に迎えた第１打席で、左腕の大竹から左翼ポール際へソロ本塁打を放った。

　２ボール２ストライクから低めのスライダーに上手く反応した。「キャンプで取り組んでいる打撃が出来た」。王会長からのアドバイスを実践した。「追い込まれたら考え方を変える。大振りはせずに半分くらいの力で『スパッ』と振る」。１０日に行われたシート打撃で左越え本塁打を放った際にも同じ話をしていた。それでも打球ははるか彼方へ飛んでいく。その長打力がリチャードの持ち味だ。

　「自分は相当結果を残さないといけない立場。強い気持ちで食らいついていきたい」と開幕一軍生き残りへすでに闘志は全開だ。