オリックス・能見、元気です 2回パーフェクト!41歳まだまだ成長【NPB】
「オリックス紅白戦、白組4-3紅組」(19日、SOKKENスタジアム)
オリックス・能見篤史投手兼任コーチ(41)が19日、紅白戦に移籍後初登板。先発で打者6人をパーフェクトに抑える快投を見せた。
「この年になっても緊張するものは緊張するなって思った」
そこはプロ17年目。投げてしまえば自分のペースだった。先頭の福田を遊ゴロ、西野を二ゴロで2死とすると、売り出し中の太田にはこの日のMAX143キロなどで追い込むと、最後はフォークで空振り三振。格の違いを見せつけた。
二回はT-岡田を135キロの直球で空振り三振、杉本二ゴロのあと、安達はチェンジアップで空振り三振。見事に25球で料理した。
変幻自在の投球だった。T-岡田は「真ん中低め。ちょっと動いたんですけど、伏見に聞いたらまっすぐって言ってた」と首をかしげた。能見は「風の影響でしょう。風に負けるというのは持ち味かもしれないなあ(笑)。マリンをイメージしながら投げました」とけむに巻いた。
そんなベテランの姿に中嶋監督は「順調じゃないですか」と話す。リリーフでの起用を描くが、有事の際の先発候補として頭に残すことになりそうだ。
連日、ブルペンに入って投げ込む姿は異彩を放つ。若手からの質問には惜しむことなく経験を伝えている。
「若い子と一緒に成長していこうかな」
最年長は楽しそうにそう話した。