ヤクルト・小川 2回持たず3安打1失点も…高津監督“開幕内定”の右腕に信頼不変
「練習試合、ヤクルト9-6広島」(20日、ANA BALL PARK浦添)
ヤクルトの小川泰弘投手(30)が、初実戦のマウンドで課題と収穫を手にした。球数がかさんで予定の2回を全うできず、1回2/3を3安打1失点。それでも「課題を次につぶしていきたい」と前を向き、高津監督も不変の信頼を口にした。
テーマは打者の反応チェックだった。両サイドに投げ分け、変化球の軌道も確認。「決め球での力みがあった」と課題を挙げたが、右打者の内角をえぐるシュート系のボールには「バットを折ったシーンもあった」と手応えもつかんだ。
登板後にはすぐさまブルペンへ向かい、西田と念入りに確認作業を行った。「2ストライクから直球も変化球も投げきる練習をしていて」と修正箇所をバッテリーで共有し、課題克服へ二人三脚で進んでいく。
高津監督は「いい球もあった。実戦の経験を積むことが大事になる」と今後の修正に期待を寄せた。開幕投手に“内定”している右腕は「先頭で投げていくことが一番。自分のことはしっかりやっていきたい」と自覚十分。開幕までの1カ月を大事に過ごしていく。