巨人・原監督 全豪OPモデル導入提言 外国人選手来日後待機中の屋外練習許可を
巨人・原辰徳監督(62)が22日、新型コロナウイルスの影響で、来日後2週間の待機が必要な外国人選手などの練習環境について私見を述べた。入国後の選手に対して、2週間の待機期間中に1日5時間の屋外練習を許可した全豪オープンテニス仕様の対応策導入を提言した。
日本スポーツ界のために対策を提言した。原監督が「久々にコロナ禍に対して前向きなルールで非常に賛同できた。グッドアイデア」と大絶賛したのは全豪オープンテニス開催における選手への対応策だった。
新型コロナウイルスの影響で、入国後は2週間の待機が必要となるが、その期間中に1日5時間、練習のための外出が認められた。この対応策を「ある程度の規制はあると思うけど、これはありがたい」と共感した。
日本でも外国人選手は来日後に2週間の待機期間があり、部屋などでできる練習は限られる。仮に1日5時間の屋外練習が許可されれば、調整ペースが変わる。チームプレーに参加はできないが「体を動かせるということは全然違う。5時間掛ける14日。相当な時間だよね」。この対応が実現すれば、来日未定の新助っ人・スモークとテームズらも「復帰(時期)としてはすごく早くなる」と語った。
ただ原監督は自軍のためだけでなく、日本球界やワールドワイドなスポーツ界のために一石を投じた。「今やきもきしている(日本の)球団、サッカー、他のスポーツもあるかもしれないね」と配慮。「アスリートはどちらかというと、マグロと一緒で立ち止まれない。2週間立ち止まれと言ったら相当なる期間。取り返すには相当な時間がかかる。少なくとも倍、3倍の時間はかかる」と熱弁を振るった。
動くなら今。今年は東京五輪が控えている。世界中のアスリートが前進するために-。指揮官が声高に訴えた