大阪桐蔭・西谷監督「負けた悔しさを」昨秋近畿大会で敗戦の智弁学園へのリベンジ誓う
「第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会」(23日)
昨秋の近畿大会準優勝・大阪桐蔭は、同優勝の智弁学園(奈良)と大会第4日第2試合で対戦する。
1回戦屈指の好カードが実現した。昨秋の近畿大会決勝は大阪桐蔭が3-7で敗れている。代表取材に応じた西谷浩一監督(51)は「秋に負けた智弁学園に、ひと冬やってきたことをしっかり出し切りたい。秋に負けた悔しさをどれだけできるかという場になる」と雪辱へ意気込みを示した。
「智弁学園はピッチャーもバッターも前チームから経験者が多く、近畿でナンバーワンになったチームなのでそんなに簡単に勝てる相手ではない。しっかり粘り抜いて勝ちたい」と警戒した。
相手投手陣は左腕・西村、右腕・小畠と二本柱を擁するが「西村投手がエースなのかなと思っている。しっかり攻略したい」と意気込んだ。プロ注目・前川や、山下を中軸とした相手強力打線については「誰をというわけではないが、いいバッターが多いので流れを作らせないように分断したい」とも語った。
大阪桐蔭も今秋ドラフト候補の最速154キロ右腕・関戸康介投手(2年)、同150左腕・松浦慶斗投手(2年)や、4番・池田陵真外野手(2年)らタレントぞろいだ。同じ相手に連敗するわけにはいかない。
「キャプテン・池田を中心に相手としっかり組んで粘り強く戦えるか。しっかり準備したい」と指揮官。初戦できっちり借りを返し、根尾(中日)、藤原(ロッテ)らを擁して春夏連覇を果たした2018年以来の甲子園制覇を狙う。