大阪桐蔭、雪辱へ絶好の舞台 西谷監督「悔しさをどれだけできるか」
「第93回選抜高校野球大会組み合わせ抽選会」(23日)
第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕)の組み合わせ抽選会が行われ、近畿王者の智弁学園と近畿準Vの大阪桐蔭が初戦で激突することが決まった。ともに優勝候補であり、高校通算30発の智弁学園・前川右京外野手(2年)らの注目選手が集う今大会屈指の一戦は、どちらに軍配が上がるのか。1回戦から目が離せない。
雪辱へ格好の舞台が用意された。大阪桐蔭は初戦で智弁学園と激突。昨秋の近畿大会決勝で苦汁をなめさせられた好敵手との再戦に西谷浩一監督(51)は「ひと冬やってきたことをしっかり出し切りたい。秋に負けた悔しさをどれだけできるかという場になる」と表情を引き締めた。
主将の池田陵真外野手(2年)は「智弁学園は投打において非常にいいチームだと思っている」と警戒。「自分たちの足と声を武器に戦っていければ」と意気込みを示した。
近畿王者の座は譲ったが、大阪桐蔭も左腕・松浦、右腕・関戸に4番・池田らタレントぞろいで優勝候補の一角だ。「智弁学園はそんなに簡単に勝てる相手ではない。しっかり準備したい」と指揮官。近畿の借りは全国で返す。