巨人・桑田コーチが初の打撃投手「突然の指名。不安だった」と話すも丸「差された」

 「巨人春季キャンプ」(23日、那覇)

 巨人・桑田真澄1軍投手チーフコーチ補佐(52)が今キャンプ初となる打撃投手を務めた。残留組の特打で丸佳浩外野手(31)を相手に56球。ボール球はわずか10球で、現役時代をほうふつとさせる抜群の制球力を見せた。

 打撃練習中は外野で球拾いを行っていた桑田コーチ。打撃投手の交代に、一時は栂野打撃投手がマウンドに向かうが、石井野手総合コーチが「桑田さんは?」と指名し、急きょマウンドへ-。

 「突然の指名で。レギュラークラスの調子を崩したくない。打撃投手専門じゃないので不安だった」と話した桑田コーチだが、丸が「めちゃくちゃ球に力があって、差された」と話すほど、キレのある直球を投げ込んだ。

 久々のマウンドに「楽しいですよ。野球大好きなんで」と笑顔。就任会見では「支える側でもエースになれるように」と決意を示していたが「(年齢を重ねると)人間って走ることと投げることができなくなる。僕もそうなるんだけど、1年でも長くちゃんと投げて、指導してあげたい」と思いを語った。

 言葉通り、練習後はクールダウンのキャッチボールを行い、外野のポールとセンター間を10本走るなど、現役時代さながらに体力作りにも余念がない。

 宮崎での1次キャンプから打撃投手の機会があった際に向け、準備を続けてきたが「もうちょっと精度は良くなると思う。まだ7割ぐらいの出来です」。投手だけでなく、野手の打撃向上にも往年の名投手が一役買いそうだ。

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