巨人・梶谷&坂本 カジサカ躍動「1・2番」でマルチと適時打!原監督理想打線へ前進
「練習試合、巨人4-3中日」(25日、沖縄セルラースタジアム那覇)
21年バージョンの新打線が火を噴いた。巨人は25日、中日と練習試合を行い、梶谷隆幸外野手(32)が「1番・右翼」、坂本勇人内野手(32)が「2番・遊撃」で出場。対外試合初出場の2人が初安打を放ち、存在感を示した。
梶谷はマルチ安打と躍動した。初回、柳から右線二塁打を放ち、これがDeNAからFA移籍後“初安打”。それでも「まだちょっと自分が出したいところにバットが出てきてない」と貪欲な姿勢を示す。
五回、その1番打者が左前打で出塁すると、恐怖の2番打者が呼応するように続いた。1死三塁の場面で左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った坂本は「完璧でした。どの打席もいい感じに振れていた」と納得顔で振り返った。
“カジサカ”の1、2番コンビは原監督が思い描く今季の理想型。指揮官は「彼(梶谷)は1番でも極端に言えばクリーンアップでも大丈夫。1番だからこういうふうなバッティングを、じゃなくて彼らしいバッティングをしてくれればいい」と期待を寄せる。
坂本、丸の前を打つ新リードオフマンは「出塁率を上げたい」と強い決意を示す。超強力な上位打線は、他球団にとって脅威となりそうだ。