オリックス・吉田正リベンジデモ 開幕戦で激突“因縁右腕”西武・高橋から先制二塁打

 オリックス・吉田正尚
 1回、先制二塁打を放つオリックス・吉田正(共同)
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 「練習試合、オリックス4-4西武」(25日、SOKKENスタジアム)

 オリックス・吉田正尚外野手(27)が25日、開幕戦で対する西武との練習試合に「4番・左翼」で先発出場した。開幕投手を務める高橋から適時打を放つなど、順調な調整具合を披露。昨年ノーヒットノーラン寸前の好投を許した右腕へ強烈な一打を見舞った。

 “因縁右腕”に嫌なイメージを植え付けた。初回2死二塁から吉田正が打席へ。カウント3ボールからの4球目。カーブを仕留めた打球は右翼への先制二塁打となった。これで実戦3戦連続安打。「状態は非常にいい」。開幕へ手応えアリだ。

 二の舞を演じるわけにはいかない。昨年9月8日の対決。打線は高橋に八回まで無安打に抑えられるなど1安打完封星を献上した。

 胸にあるのはリベンジの思い。「去年やられているので(甘い球を)一発でたたけるかたたけないか。最低でも(先発で)3、4回は来ますし」。昨年の対戦打率は・500だが、気にもとめない。「ピッチャーも進化していますし、その上を行くのが一番」。大事なのは己の打撃だ。

 実現させたい目標がある。「優勝を目指して。簡単なことではないのですが貪欲に」。見据えるのは1996年以来となるリーグ制覇。21年シーズンへ、オリの主砲の視界は定まっている。

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