日本ハム・斎藤佑樹「奇跡に近い」 2軍C打ち上げに手応え十分
「日本ハム2軍春季キャンプ」(26日、国頭)
右肘靱帯(じんたい)断裂から復活を目指す日本ハム・斎藤佑樹投手(32)が、沖縄・国頭での2軍キャンプを打ち上げた。最終日は室内練習場で軽く汗を流し、「肘の状態としては順調。治療をして、ここまで投げられるのは、僕が言うことではないけど、奇跡に近い」と手応えを示した。
リハビリの一環として、キャンプでは強度を抑えながら球数を増やすメニューを取り入れた。キャンプインから休日以外は連日200球近く投げ込み、「いい時間を過ごせた」と充実感を漂わせた。一方で「もっとうまく行っていたとしたら、実戦に入るということも考えられた」と心残りもあった。
今後は千葉・鎌ケ谷の2軍施設でリハビリを続け、今季中の1軍復帰を目指す。栗山監督は、「確実に前に進んでいるけど、ここから(が大事)なので。一気に状態を上げてほしい」と注文。右腕も「応援してくれる人がいる限り、全力でやっていきたい」と強い決意を語った。