ヤクルト・村上、マー君撃ち先制打 「僕ももっと高みを」タイトル奪取へ気持ち新た
「練習試合、ヤクルト1-5楽天」(27日、ANA BALL PARK浦添)
ヤクルトの村上宗隆内野手(21)が、今度はマー君打ちでタイトル奪取に弾みをつけた。「もっともっと頑張らないといけない」。打席の中で感じた刺激とすごみ。前日26日の特大弾に続いて、この日はメジャー帰りの一流投手を粉砕した。
対戦を楽しみにしていた田中将との初勝負。好機で打席に入ると、カウント3-1からの5球目だ。148キロの直球を右前にはじき返し、先制点をたたき出した。
それでも村上の表情に一切の笑みはない。「コースがよかったのか、ちょっと曲がったのか。力んでしまって、自分のスイングができなかった」と反省点を挙げた。そして「すごく刺激を受けたので、僕ももっともっと高みを目指したい」と言葉を続ける。
今季の目標には「3割、30本、100打点」を掲げると同時に、「今年は主要打撃タイトルの3つのうち、どれか1つでも獲りにいく強い気持ちで挑みたい」。一流投手打ちが、その指針になる。