日本ハム・上沢、5回0封 安定感抜群!新たな挑戦に感触「違う景色見られた」
「オープン戦、日本ハム7-0西武」(3日、札幌ドーム)
3・26へ向け、視界は良好だ。今年初の本拠地登板。開幕投手に決まっている日本ハムのエース上沢の表情は自信に満ちていた。抜群の安定感で5回4安打無失点。マウンド上で悠然と構える右腕をファンは頼もしそうに見つめた。
唯一のピンチは二回。栗山と外崎に連打を許して1死一、二塁の場面を招いたが、ドラフト4位の若林(駒大)を145キロの直球で遊ゴロ併殺に料理。以降も毎回走者を出したが計3つの併殺打でピンチの芽を摘んだ。「走者を出してからのゲッツーは理想的。いかに粘れるかが大事なので良かった」と笑みを浮かべた。
この日はプレートを踏む位置をやや一塁側に移動し、球の見え方も確認した。「違う景色が見られた。打者の反応がいつもと違った」と新たな挑戦に好感触を得た。
三回には右手薬指から出血するアクシデントもあったが大事には至らず、すぐに試合復帰。終わってみれば三塁を踏ませぬ好投を演じた右腕は「まだやることは多い。次の登板ではしっかり調整したい」と開幕に向け、さらなる高みを目指す。