開幕投手が明暗 巨人・菅野は3回無失点、ヤクルト・小川は四回途中7安打2失点
「オープン戦、巨人-ヤクルト」(4日、東京ドーム)
巨人は4年連続7回目の開幕投手を務める菅野智之投手が先発。ヤクルトは2年ぶり5回目の開幕投手を務める小川泰弘投手が先発。両開幕投手の明暗が別れた。
菅野は持ち前の制球力に、大きなカーブも効果的に使う投球を披露。二回は先頭の村上に右前打、西浦に左前打を打たれ1死一、三塁のピンチを招いたが、続く浜田をカーブで空振り三振に仕留め、相手の重盗失敗で併殺で切り抜けた。
三回も太田からカーブで三振を奪い、三者凡退。予定の3回を被安打2、2奪三振、無失点だった。
一方の小川は、今季最長となる3回2/3を投げ、7安打2失点(自責1)だった。3四球を与えるなど変化球の制球に課題を残す投球。ボール球も多くカウントを悪くして痛打を浴びるなど、82球を要した。
三回は無死から遊失と四球で1死一、二塁のピンチを招き、岡本に股間を抜けて中前に抜ける先制打、続く大城に詰まりながら右前に運ばれ、2点を失った。
四回は梶谷の中前打、坂本の左翼線二塁打、岡本に四球を与え、2死満塁としたところで降板した。2死満塁のピンチは2番手長谷川が大城を一ゴロに抑えた。